情報基準日: 2026-09-25(本記事の数値・制度内容は、この日に確認した公式情報にもとづいて記載しています)
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事業承継・M&A補助金の十六次公募は、2026年10月2日(金)から11月6日(金)17時まで申請を受け付けます。公募要領は2026年9月4日に公表済みです。申請はJグランツのみで、GビズIDプライムの取得に2〜3週間かかるため、締切から逆算して早めに動く必要があります。(2026年9月25日時点)
図1|十六次公募の確定日程と4つの枠の補助上限
| 枠・類型 | 補助上限 | 補助率 |
|---|---|---|
| 事業承継促進枠 | 800万〜1,000万円 | 1/2・2/3 |
| 専門家活用枠(買い手支援類型) | 600万〜800万円(100億企業要件は2,000万円) | 1/3・1/2・2/3 |
| 専門家活用枠(売り手支援類型) | 600万〜800万円 | 1/2・2/3 |
| 専門家活用枠(小規模売り手支援類型) | 450万円 | 2/3 |
| PMI推進枠(PMI専門家活用類型) | 150万円 | 1/2 |
| PMI推進枠(事業統合投資類型) | 800万〜1,000万円 | 1/2・2/3 |
| 廃業・再チャレンジ枠 | 300万円(併用時は150万円または300万円) | 2/3 |
申請受付:2026年10月2日(金)〜11月6日(金)17時(予定)/公募要領の公表:2026年9月4日/申請はJグランツのみ、GビズIDプライムの取得に2〜3週間。出典:中小企業庁「【補助金】事業承継・M&A補助金(十六次公募)の公募要領を公表」(2026年9月8日最終更新・2026年9月25日確認)
- 十六次公募の日程は2026年9月4日に公表されました。申請受付は2026年10月2日から11月6日17時までで、公募要領も公表済みです。
- 直近の実績は十四次=2026年2月27日〜4月3日、十五次=2026年6月19日〜7月24日(いずれも中小企業庁の公募情報による)。
- 公募要領の公表から申請受付開始まで、直近はおおむね1か月前後。十五次は5月22日に要領公表、6月19日受付開始でした。
- 事業承継・M&A補助金は年に複数回公募される制度です。1回逃しても次があります。
- 待っている間にやるべきことはGビズIDプライムの取得とM&A支援機関登録の確認。ここで詰まると次回も間に合いません。
関連記事:事業承継・M&A補助金とは/M&A支援機関登録制度/GビズIDプライムの取り方/ハブ:補助金・助成金ガイド
直近の公募実績|十二次から十五次までの日程
中小企業庁が公表している補助金公募情報から、事業承継・M&A補助金の直近の公募日程を並べると次のようになります。
| 回 | 公募要領の公表 | 申請受付期間 |
|---|---|---|
| 十二次 | 2025年7月18日 | 2025年8月22日〜9月19日 |
| 十三次 | 2025年10月17日 | 2025年10月31日〜11月28日 |
| 十四次 | 2026年1月30日 | 2026年2月27日〜4月3日 |
| 十五次 | 2026年5月22日 | 2026年6月19日〜7月24日 |
| 十六次 | 未公表(2026年7月29日時点) | 未公表 |
ここから読み取れる傾向は3つです。
- 年に3〜4回のペースで公募されている(2025年8月・10月、2026年2月・6月)。
- 公募要領の公表から受付開始まで、おおむね2週間〜1か月。十三次だけは公表から2週間で受付が始まりました。
- 受付期間は約1か月〜1か月半。十四次はやや長め(約5週間)でした。
- 上表の「傾向」は過去実績にもとづく編集部の整理であり、十六次の日程を保証するものではありません。
- 国の補助金は予算の成立状況によって公募回数・時期が変わります。年度をまたぐタイミングでは特に変動します。
- 制度の名称・要件・補助率が改定されることもあります。必ず公式サイトの最新情報で確認してください。
十六次公募はいつごろか|過去の間隔から考える
十二次の受付開始が8月22日、十三次が10月31日、十四次が2月27日、十五次が6月19日。受付開始日の間隔は約2〜4か月です。この傾向をそのまま当てはめるなら、十六次の受付開始は2026年秋(おおむね10月〜11月ごろ)が一つの目安になります。その後、2026年9月4日に公募要領が公表され、申請受付は2026年10月2日〜11月6日17時に確定しました(2026年9月25日確認)。
※上記の日付部分は過去実績からの推測です。確定日程は必ず公式発表でご確認ください。
公募を待つ間に、経理から整えておく
採択後は実績報告で経費の証憑をそろえる必要があります。日々の記帳が整っていれば、申請書の数字づくりも実績報告も短い時間で終わります。
▶ 確定申告のやり方 完全ガイド【2026年版】
▶ 消費税の確定申告のやり方(インボイス登録者向け)
待っている間にやるべき5つの準備
公募が始まってから準備を始めると、ほぼ間に合いません。公募要領が出る前に終わらせておける作業を先に片づけておくのが、採択される事業者の共通点です。
| やること | なぜ今なのか | 所要の目安 |
|---|---|---|
| GビズIDプライムの取得 | 電子申請に必須。取得には日数がかかるため、公募開始後に申請すると間に合わないことがある | 申請方法により異なる。公式サイトで確認 |
| M&A支援機関登録の確認 | M&Aの支援を受ける類型では、登録された支援機関であることが要件になる場合がある | 確認は当日でも可能 |
| 直近の決算書・確定申告書の整理 | 申請時に添付を求められることが多い | 数日 |
| 事業計画の骨子づくり | 要領が出てから書き始めると推敲の時間がない | 2〜4週間 |
| 設備・専門家費用の見積取得 | 金額の根拠として必要。相手方の都合で時間がかかる | 2〜3週間 |
- GビズIDプライム:法人の場合は印鑑証明書などが必要です。公募開始と同時に申請が殺到する時期は審査にも時間がかかります。GビズIDプライムの取り方はこちら。
- 支援機関選び:M&Aの相手探しや助言を受けるなら、M&A支援機関登録制度に登録された事業者かどうかを先に確認してください。
- 見積書の日付:公募要領で「見積の有効期限」や「相見積の要否」が定められることがあります。古すぎる見積は取り直しになります。相見積の取り方も参考にしてください。
なお、事業承継・M&A補助金は中小企業生産性革命推進事業の一部として実施されています。同じ枠組みには小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金もあり、目的によってはそちらのほうが合うケースもあります。
準備の中で時間がかかるのは、決算書と帳簿を「人に見せられる状態」に整えることだ。M&Aでも事業承継でも、買い手や支援機関はまず直近3期分の数字を見る。自分で整えるなら会計ソフトの選び方をクラウド会計ソフト比較【2026年版】で、外に出すなら費用の目安を記帳代行の費用相場【2026年版】で確認しておくと、公募開始後の作業がかなり軽くなる。
あなたの場合はこう|状況別の動き方
| あなたの状況 | 今やること | 注意点 |
|---|---|---|
| 十五次に申請済み | 結果を待ちつつ、交付決定後の段取りを確認 | 採択されても交付申請が別に必要。交付申請の流れを先に把握 |
| 十五次に間に合わなかった | GビズIDと事業計画の骨子を仕上げる | 要領が変わる可能性があるので、計画は差し替えやすい形で作る |
| M&Aの相手がまだ決まっていない | 支援機関の選定から。登録の有無を確認 | 相手が決まらないと申請できない類型がある |
| 承継はするが設備投資は未定 | 投資内容の検討を先に | 補助対象経費に入るかどうかが要領で変わる |
| そもそもこの補助金が合うか分からない | 制度の全体像を読み、他制度と比較 | 融資との違い・併用も検討材料 |
補助対象経費を後から拾い直さないために
M&A関連の費用は着手金・中間金・成功報酬と支払いが分かれます。会計ソフトで取引先と勘定科目を決めて記録しておくと、経費区分の確認が一度で済みます。
▶ 確定申告のやり方 完全ガイド【2026年版】
▶ 消費税の確定申告のやり方(インボイス登録者向け)
編集部の価値判断|支援を受けるか、自分で書くか
補助金の申請支援には費用がかかります。事業承継・M&A補助金は事業計画の分量が多く、専門家に頼りたくなる制度ですが、全部を外注する必要はありません。
外注する場合の目安を先に知っておくと、見積を受け取ったときに判断できます。申請代行の料金体系(着手金+成功報酬の相場と、成功報酬の料率)は補助金の申請代行の費用と選び方に、設備・工事の見積を複数社から取るときの手順は補助金の相見積もりの取り方にまとめています。どちらも公募が始まる前に済ませておくほど有利になります。
- 事業計画の中身は自分で書く。承継の背景や現場の実態は、経営者本人しか書けません。
- 形式面(要領の読み込み・様式の埋め方)だけ相談する。商工会・商工会議所やミラサポplusの専門家派遣など、無料または低コストの窓口があります。
- 顧問税理士がいるなら、まず相談する。決算書まわりの整理は最も早く終わります。
- M&Aの相手探しから必要で、そもそも支援機関の関与が前提になっている。
- 社内に書き手がいない/経営者が現場に出ずっぱりで時間が取れない。
- 過去に不採択で、どこが弱いのか自分では分からない。
- 成功報酬の割合と着手金を書面で確認する。補助金額に対する割合で提示されることが多く、金額が大きいほど負担も大きくなります。
- 不採択のときの扱い(着手金は返ってくるか、次回の再申請は追加費用か)を先に決めておく。
- 「必ず採択される」という説明には根拠がありません。採択率は公表されている制度もあります(採択率まとめ)。断定する相手は避けてください。
- 詳しくは補助金の申請代行の費用と選び方もご覧ください。
よくある質問
事業承継・M&A補助金の十六次公募はいつですか?
2026年9月4日に公募要領が公表され、申請受付は2026年10月2日から11月6日17時までと決まりました。申請はJグランツのみで、GビズIDプライムの取得には2〜3週間かかります。直近の実績は十四次が2026年2月27日〜4月3日、十五次が2026年6月19日〜7月24日でした。(2026年9月25日確認)
公募要領はいつ公表されますか?
直近では、十五次が2026年5月22日に公表され6月19日に受付開始、十四次が2026年1月30日公表で2月27日受付開始でした。受付開始の2週間〜1か月前に公表される傾向があります。
1回逃したら次はありませんか?
事業承継・M&A補助金は年に複数回公募されている制度です。2025年8月・10月、2026年2月・6月と、これまで継続的に公募が行われてきました。ただし国の予算状況により回数や時期は変わり得ます。
公募開始前にできる準備はありますか?
GビズIDプライムの取得、M&A支援機関登録の確認、直近の決算書の整理、事業計画の骨子づくり、設備や専門家費用の見積取得です。とくにGビズIDプライムは取得に日数がかかるため、公募開始後では間に合わないことがあります。
GビズIDプライムは必ず必要ですか?
中小企業庁所管の補助金はjGrantsによる電子申請が基本で、GビズIDプライムが必要になります。取得の手順は「GビズIDプライムの取り方」の記事で解説しています。
採択率はどのくらいですか?
事業承継・M&A補助金の採択率は公募回ごとに異なり、公表状況も回によって違います。当サイトでは公表されている制度の採択率をまとめていますので、そちらをご確認ください。数字を断定する説明には注意してください。
採択されたらすぐ入金されますか?
補助金は原則として後払いです。採択後に交付申請と交付決定があり、事業を実施して実績報告を行ったうえで入金されます。資金繰りの計画が必要です。
次にやること
- 中小企業庁「補助金公募情報」をブックマークして週1回チェックする
- GビズIDプライムを申請する(未取得の場合は最優先)
- 事業計画の骨子を、要領が出たら差し替えられる形で書き始める
- 見積の依頼を今のうちに出しておく
- 外注するなら費用の目安を確認する(申請代行の費用と選び方/相見積もりの取り方)
申請前に、決算書の数字を最新にしておく
公募が始まってから決算資料を整えると間に合わないことがあります。記帳を自動化しておけば、直近の試算表をいつでも出せる状態を保てます。
▶ 確定申告のやり方 完全ガイド【2026年版】
▶ 消費税の確定申告のやり方(インボイス登録者向け)
関連する記事
出典・参考
- 中小企業庁「補助金公募情報」(十二次〜十五次の公表日・申請受付期間を確認)
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo.html - 中小企業庁「中小企業生産性革命推進事業『事業承継・M&A補助金』(十五次公募)の公募要領を公表します」(2026年5月22日)
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260522001.html - 中小企業庁「中小企業生産性革命推進事業『事業承継・M&A補助金』(十四次公募)の公募要領を公表します」(2026年1月30日)
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260130001.html - 事業承継・M&A補助金 公式サイト
https://shoukei-mahojokin.go.jp/ - GビズID 公式サイト
https://gbiz-id.go.jp/
- 本記事は2026年7月29日時点で公表されている情報をもとに編集部が整理したものです。
- 十六次公募の日程は未公表です。本文中の「秋ごろ」等の見通しは過去実績にもとづく推測であり、確定情報ではありません。
- 申請にあたっては、必ず公募要領の原文と公式サイトの最新情報をご確認ください。
固定費の見直しは、次の記事から具体的に進められます
