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退職・年金の手続きナビ|損しない進め方

退職・定年の前後は、健康保険・年金・失業給付など「選び方で手取りが変わる」手続きが集中します。会社は教えてくれないことも多いので、辞める前から準備するのが得策です。中立的な立場で、時系列と判断の目安を整理しました。

このページのポイント
  • 退職後の健康保険は「任意継続 vs 国保 vs 家族の扶養」の3択。保険料を試算して安い方を選べます。
  • 失業給付(雇用保険の基本手当)は自己都合と会社都合で開始時期・日数が大きく違う。
  • 退職金は受け取り方(一時金/年金)で税金が変わります。退職所得控除を活用。
  • 年金は繰上げ(減額)・繰下げ(増額)が選べます。健康状態と家計で判断を。

時系列でやること

退職の1〜2ヶ月前
退職日と有給消化の調整/健康保険3択の保険料を試算(任意継続は退職前の標準報酬で決まる)/退職金の受け取り方法を確認/貸与品・引き継ぎ準備
退職時
離職票・雇用保険被保険者証・源泉徴収票・年金手帳(基礎年金番号)を必ず受け取る/健康保険資格喪失証明書をもらう
退職後 〜14日/20日
国保加入か扶養は14日以内/任意継続は20日以内(過ぎると選べません)/国民年金の切替(14日以内):厚生年金から外れたら第1号被保険者へ
落ち着いたら
ハローワークで失業給付の申請(離職票が届いたら早めに。自己都合は給付制限あり)/職業訓練(受講で給付が有利になる場合も)/教育訓練給付で学び直し
年末〜翌年
年内に再就職しない場合は確定申告で税金が戻ることが多い(源泉徴収票を使用)/住民税の納付書に備える(後から来ます)
60〜65歳前後
年金の受給開始時期を決める(繰上げ=最大24%減・繰下げ=最大84%増)/在職老齢年金・高年齢雇用継続給付の確認/iDeCo・退職金の受け取り順序で税負担が変わることも

退職後の健康保険 3つの選択肢

選択肢保険料の目安向いている人
任意継続(2年間)在職時の約2倍(上限あり)在職時の給与が高かった人・扶養家族が多い人
国民健康保険前年所得で計算(自治体差あり)前年所得が低め・退職後に収入が減る人
家族の扶養に入る保険料ゼロ年収見込みが条件内(一般に130万円未満)の人
迷ったら市区町村と健保の両方で保険料を試算して比較を。会社都合退職なら国保の軽減制度もあります。
⚠ 損しやすいポイント
  • 任意継続の申請は20日以内。1日でも過ぎると選択肢が消えます。
  • 会社都合退職(倒産・解雇)なら失業給付がすぐ・長く出るうえ、国保の保険料軽減も。離職理由の区分は必ず確認を。
  • 退職した年の住民税は翌年に請求が来ます。手取りが減る時期に備えて残しておきましょう。
  • 年金の繰上げは一度選ぶと一生減額のまま。目先の生活費だけで決めないのが鉄則です。

詳しい判断手順は退職後の健康保険3択の選び方【2026年版】任意継続・国保・扶養はどれが得?で、20日以内の手続きと保険料の目安を解説しています。

まず読みたい記事

よくある質問

自己都合退職でも失業給付はもらえますか?

もらえます。ただし待期7日に加えて給付制限(原則1ヶ月〜)があり、給付日数も会社都合より短くなります。求職活動の実績が必要です。

年金は繰上げと繰下げ、どちらが得ですか?

損益分岐は寿命次第のため一概には言えません。長生き家系・健康なら繰下げ(増額)が有利になりやすく、健康に不安がある・今の生活費が足りない場合は通常受給や繰上げも合理的です。編集部としては「生活に困っていないなら安易に繰上げない」ことをおすすめします。

出典:ハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁の公式情報をもとに、みんなのミカタナビ編集部が整理しています。制度は改正されるため、手続き前に必ず公式サイトでご確認ください。

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