2026年10月の補助金の締切は、16日と30日の2日に集中します。16日は、省力化投資補助金〈一般型〉第8回と持続化補助金〈災害支援枠〉が締まります。30日は、デジタル化・AI導入補助金の6次と新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の第1回です。成長加速化補助金の3次は、11月12日15時まで延長されました。
11月の締切と受付開始は、2026年11月の補助金カレンダーにまとめました(10月20日公開)。
情報基準日:2026年10月4日(各制度の事務局と中小企業庁の公式ページを編集部が確認)
ひとことで言うと
- 10月16日(金)17時:省力化〈一般型〉第8回と持続化〈災害支援枠〉が締切
- 10月30日(金):デジタル化・AI導入は17時、ものづくりは18時が締切
- 成長加速化の3次は11月12日(木)15時へ延長。時刻は制度ごとに違う
2026年10月の締切・受付開始カレンダー
10月2日(金)
事業承継・M&A補助金 十六次の受付開始
締切は11月6日(金)17時。採択は12月下旬以降に順次の予定です。
10月5日(月)〜30日(金)17時
省エネ・非化石転換補助金(SII)4次公募の受付期間
10月5日に始まり、30日17時必着で締め切られます。申請書類は郵送で、持参はできません。交付決定は12月下旬の予定です。
10月8日(木)23時59分
東京都 創業助成事業 第2回の受付締切
受付は9月29日10時から。交付決定は2027年3月1日の予定です。
10月9日(金)
持続化補助金〈災害支援枠〉の支援機関確認書の発行締切
申請締切の1週間前に、確認書の発行が締まります。
10月16日(金)17時
省力化投資補助金〈一般型〉第8回の締切
同じ日に、持続化補助金〈災害支援枠〉の能登10次と熊本第1次も締まります。
10月30日(金)17時
デジタル化・AI導入補助金 6次の締切
通常枠・インボイス枠2類型・セキュリティ対策推進枠・複数者連携枠の5枠が同日です。
10月30日(金)18時
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回の締切
受付開始は9月30日18時でした。採択発表は2027年1月頃の予定です。
11月12日(木)15時
中小企業成長加速化補助金 3次の締切
当初の10月29日から、9月29日に延長されました。
同じ30日でも、デジタル化・AI導入は17時、ものづくりは18時です。差は1時間ですが、ぎりぎりに出す会社ほど取り違えます。カレンダーには日付と時刻をセットで入れてください。
制度別の日程一覧(2026年10月4日確認)
| 制度・回 | 状態(10/19時点) | 締切(日時) | 次の山場 |
|---|---|---|---|
| デジタル化・AI導入補助金 6次(5枠共通) | 受付中・締切間近 | 10/30(金)17:00 | 交付決定 12/10予定 |
| 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回 | 受付中・締切間近(9/30〜) | 10/30(金)18:00 | 採択発表 2027年1月頃 |
| 省力化投資補助金〈一般型〉第8回 | 受付終了(9/18〜10/16) | 10/16(金)17:00 | 採択発表 2027年2月上旬予定 |
| 持続化補助金〈災害支援枠〉能登10次・熊本第1次 | 受付終了(10/16締切) | 10/16(金)17:00 | 確認書の発行は10/9まで |
| 東京都 創業助成事業 第2回 | 受付終了(9/29〜10/8) | 10/8(木)23:59 | 交付決定 2027/3/1予定 |
| 事業承継・M&A補助金 十六次 | 受付中(10/2〜) | 11/6(金)17:00 | 採択 12月下旬以降 |
| 中小企業成長加速化補助金 3次 | 受付中(9/29〜) | 11/12(木)15:00 | 10/29から延長 |
| 持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回 | 受付前(11/5〜) | 12/15(火)17:00 | 10月は受付なし |
| 省エネ・非化石転換補助金(SII)4次 | 受付中(10/5〜) | 10/30(金)17:00 | 郵送・必着 |
出典:各制度の事務局と中小企業庁の公式ページ(2026年10月4日確認)。持続化〈一般型 通常枠〉は商工会議所地区の日程です。日程は変わることがあるため、申請前に必ず公式サイトで確認してください。
締切までの残り日数(10月4日から数えた日数)
残り2週間を切った締切が4つあります。省力化と災害支援枠は、計画の中身より先に、見積や支援機関の確認で日数を取られます。今から着手するなら、まず外部とのやり取りから始めてください。
損しないポイント:締切前に詰まる4つの工程
1. 時刻を日付とセットで控える
締切の時刻は、15時・17時・18時・23時59分と制度ごとに違います。「30日まで」と覚えていると、ものづくりとデジタル化・AI導入の1時間差を落とします。
2. 成長加速化は「100億宣言」が先
申請には100億宣言の公表が必要です。事務局は、公表の処理に通常2〜3週間かかると案内しています。11月12日から3週間さかのぼると10月22日です。未宣言なら、それより前に手続きを終えてください。
3. 災害支援枠は確認書の締切が1週間早い
支援機関確認書の発行締切は10月9日で、申請締切の16日より1週間前です。商工会・商工会議所への依頼は、今週中が目安です。
4. GビズIDプライムは最初に確認する
国の補助金の電子申請(jGrants)は、GビズIDプライムが前提です。担当者の異動で管理者が不在になっていないかも、あわせて見ておきます。
パターン別:10月に見るべき制度
| やりたいこと | 10月に見る制度 | 締切 |
|---|---|---|
| ITツール・会計ソフト・AIを入れたい | デジタル化・AI導入補助金 6次 | 10/30 17:00 |
| 新製品・新事業・輸出に投資したい | 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回 | 10/30 18:00 |
| 人手不足を機械やシステムで補いたい | 省力化投資補助金〈一般型〉第8回 | 10/16 17:00 |
| 数億円規模の工場・設備に投資したい | 中小企業成長加速化補助金 3次 | 11/12 15:00 |
| 事業を引き継ぐ・M&Aを考えている | 事業承継・M&A補助金 十六次 | 11/6 17:00 |
| 東京都で創業したばかり | 東京都 創業助成事業 第2回 | 10/8 23:59 |
| 小規模事業者で販路を広げたい | 持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回 | 11/5受付開始 |
制度ごとの要件や書類は、個別の記事で整理しています。
- デジタル化・AI導入補助金2026
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回の逆算
- 省力化投資補助金の一般型
- 中小企業成長加速化補助金 第3回
- 100億宣言とは
- 事業承継・M&A補助金 十六次公募
- 東京都 創業助成事業 第2回の申請直前チェックリスト
イレギュラー・現場でよく起きること
締切そのものが延びる。成長加速化の3次は、9月29日に締切が10月29日から11月12日へ延長されました。二次情報の記事は旧日程のまま残りやすいため、事務局のお知らせを正として扱います。
確定日時が事務局サイトにしかない。省力化の第8回は、中小企業庁のページでは「10月中旬締切」とだけ書かれています。10月16日17時という確定日時は、事務局サイトのお知らせで公表されました。
「公募開始」と「受付開始」を取り違える。ものづくり第1回は、公募開始が6月29日で、申請の受付開始が9月30日18時でした。要領の公開日と申請できる日は別物です。
締切日に申請システムが混む。30日は2つの制度の締切が重なります。当日の夜に出す計画だと、システム側の事情で間に合わない恐れが残ります。前日までの提出を目安にしてください。
編集部の見立て
10月の山は、前半の8日・9日・16日と、後半の30日に分かれます。前半は「出すかどうか」を決めきる週で、後半は書類を仕上げる週です。
今から事業計画を作り始めるなら、現実的なのは30日締切の2制度までです。16日の省力化は、見積と賃上げの数字がそろっていないと厳しい日程といえます。
間に合わない場合も、11月に次の受け皿があります。持続化〈一般型 通常枠〉の第20回は11月5日から12月15日まで、事業承継・M&Aの十六次は11月6日までです。デジタル化・AI導入の7次は、10月4日時点で日程が出ていません。
補助金は、入れたい設備や計画が先にあって探すものです。締切に合わせて投資の中身を決めると、採択後の実績報告で苦しみます。
10月の締切に間に合わせる手順
2026年10月に締切が来る補助金に、期限内に申請するまでの手順。
- 出す制度と締切の時刻を決める
この記事の一覧表から、自社が出す制度を1つに絞ります。締切は日付と時刻をセットでカレンダーに入れます。
- GビズIDプライムと管理者を確認する
jGrantsでの電子申請に使うアカウントがあるか、管理者が在籍しているかを確認します。未取得なら最初に申請します。
- 外部に頼む書類を先に依頼する
見積書、支援機関の確認書、100億宣言の公表など、相手の日程で決まるものを先に出します。
- 賃上げなどの数字を経理と固める
給与支給総額や事業場内最低賃金の計画値を、決算書と賃金台帳から作ります。
- 締切の前日までに提出する
申請画面で入力内容と添付書類を確認し、締切日の前日までに送信します。受付完了の画面や通知を保存します。
よくある質問
10月8日は東京都の創業助成事業 第2回、16日は省力化〈一般型〉第8回と持続化〈災害支援枠〉の締切です。30日はデジタル化・AI導入補助金の6次(17時)と、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の第1回(18時)です。
延長されています。事務局は2026年9月29日に、申請受付期間を11月12日(木)15時までに変更すると公表しました。申請には100億宣言の公表が必要で、その処理に通常2〜3週間かかります。
6次の締切が2026年10月30日(金)17時で、5つの枠すべてが同じ日です。交付決定は12月10日の予定です。7次の日程は、10月4日時点で公表されていません。
できません。一般型 通常枠の第20回は、2026年11月5日から12月15日17時までの受付です(商工会議所地区)。10月に締切があるのは災害支援枠で、対象は被災した事業者に限られます。
制度の基本と探し方は、補助金・助成金 完全ガイドにまとめています。下半期全体の流れは2026年度下半期の公募スケジュール、前月分は2026年9月の補助金カレンダーで確認できます。
補助金を待つあいだに見直せる固定費
- 電気・ガスの乗り換え完全ガイド(事業所の電気代を見直す)
- 光回線の工事費「実質無料」の仕組みと落とし穴(回線を替える前に残債と撤去費を確認する)
出典・基準日
基準日:2026年10月4日。日程は次の公式ページで確認しました。
- デジタル化・AI導入補助金2026 事務局「事業スケジュール」
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 事務局サイト/中小企業庁「第1回公募の申請受付」
- 中小企業省力化投資補助金 事務局サイトのお知らせ(第8回の受付期間)
- 小規模事業者持続化補助金 事務局サイト(第20回・災害支援枠)
- 東京都中小企業振興公社「令和8年度第2回 創業助成事業 募集要項」
- 事業承継・M&A補助金 事務局サイト(十六次)
- 100億企業成長ポータルのお知らせ(2026年9月29日・3次の受付期間変更)
- SII 省エネ・非化石転換補助金サイト(4次公募の公募情報・2026年10月5日掲載)
日程は変更されることがあります。申請前に、各制度の公式サイトと最新の公募要領を確認してください。本記事は制度の一般的な説明で、採択を保証するものではありません。
