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新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回【2026年版】10月30日18時締切からの逆算カレンダー|受付開始は9月30日、GビズIDだけは今すぐ取る

締切日に赤丸を付けた卓上カレンダーと補助金の申請書類・電卓が置かれた日本のオフィスのデスク

結論の要点

  • いつまでに:第1回の応募締切は令和8年10月30日(金)18:00 厳守。申請受付の開始は9月30日(水)です(当初予定から1か月後ろ倒しされました)。
  • まず何を:申請は電子申請システムのみ。GビズIDプライムがなければ何も始まりません。マイナンバーカードを使うオンライン申請なら最短即日です。
  • いくら:枠により最大2,500万〜7,000万円(賃上げ特例適用時は最大3,500万〜9,000万円)。補助率は1/2または2/3です。
  • 最大の落とし穴:交付決定日より前に発注・契約した経費は補助対象になりません。採択されても、先に発注していれば1円も出ません。

基準日:2026年8月6日。金額・期限は中小企業基盤整備機構の公式サイトで確認した第1回公募の内容です。

「新事業進出補助金」と「ものづくり補助金」が統合され、令和8年度から新事業進出・ものづくり商業サービス補助金として第1回の公募が始まっています。締切は10月30日。まだ3か月近くありますが、この補助金でいちばん時間を食うのは書類作成ではなく、その手前の準備です。この記事では、締切から逆算して「いつ何を終わらせておくべきか」を並べます。

目次

締切から逆算した、いま日付を入れるべき予定

いま(8月上旬):GビズIDプライムを取る

申請は電子申請システムのみです。マイナンバーカードと対応スマートフォンを使うオンライン申請なら最短即日で審査されます。書類を郵送する方式は日数がかかるため、いま手元にマイナンバーカードがない人はカードの取得から逆算してください。ここが遅れると、他がすべて間に合っても出せません。

8月中:公募要領を読み、3つの枠のどれで出すかを決める

革新的新製品・サービス枠/新事業進出枠/グローバル枠で、補助上限も必須経費も審査の観点も違います。枠を決めないまま事業計画を書き始めると、書き直しになります。

8月下旬〜9月中旬:事業計画と見積を固める

設備の見積、金融機関による確認書、労働者名簿などの参考様式は相手のある書類です。相手の都合で2〜3週間かかることを前提に置いてください。賃上げ特例を使うかどうかも、この段階で決めます。

9月30日(水):申請受付が始まる

この日から電子申請システムへの入力が可能になります。入力そのものにも時間がかかるため、受付開始日には計画書が完成している状態が理想です。

10月中旬:入力を終え、第三者に読んでもらう

締切日は毎回アクセスが集中します。10月20日ごろには入力を終えておき、残りを見直しに充てるのが安全です。

10月30日(金)18:00:応募締切(厳守)

1分でも過ぎれば受け付けられません。次回公募の時期は本記事の基準日時点で公表されていないため、「落としても次がある」とは考えないでください。

令和9年1月(予定):採択発表

その後、原則として採択発表日から2か月以内に交付申請を行います。

交付決定:ここまで発注してはいけない

交付決定日より前に契約・発注した経費は補助対象外です。採択の連絡が来ても、まだ発注はできません。

申請しないと損すること・順番を間違えると損すること

申請しないともらえない・順番を間違えると損すること

  1. 交付決定前の発注は全額自腹になります。公式サイトも「交付決定日より前に補助事業に係る製品の購入や役務の提供に係る契約(発注を含む)等した経費は、補助対象になりません」と明記しています。納期を急いで先に発注してしまう失敗が、最も金額の大きい損です。
  2. 賃上げ特例は後付けできません。特例を適用すると補助上限が上がりますが(例:新事業進出枠の101人以上で7,000万円→9,000万円)、申請時に要件を満たす設計をしておく必要があります。
  3. 採択後3〜5年の達成要件を軽く見ると、返還になり得ます。付加価値の年平均成長率+4.0%以上、1人あたり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上——この3つをすべて満たす計画が必要で、未達の場合は補助金の一部または全額の返還義務が生じることがあります。

あなたの場合はこう:3つの枠のどれで出すか

枠の選択は「やりたいことの中身」で決まります。迷ったときは次の順で切り分けてください。

自社の技術で新しい製品・サービスそのものを開発したい場合

革新的新製品・サービス枠です。ただし、既存の製品・サービスの生産プロセスの改善・向上にとどまる事業は対象外とされています。機械を導入するだけで新製品・新サービスの開発を伴わない場合も該当しません。補助上限は3枠のうち最も低い一方、補助下限が100万円と低く、小さめの投資でも申請できます。

売る相手(市場)そのものを変えたい場合

新事業進出枠です。新規性は「日本初・世界初」ではなく自社にとっての新規性で判断される点が重要です。ただし過去に手がけていた製品を再び作ることは新規性に当たりません。建物費が対象経費に入るため、店舗や工場を建てる計画と相性が良い枠です。

海外に売りたい場合

グローバル枠です。補助率が中小企業者でも2/3と3枠中いちばん高く、海外旅費・通訳翻訳費も対象経費に含まれます。ただし「自発的に新たな海外販路を開拓する」ことが条件で、取引先に言われて対応する事業は対象外とされています。

枠対象補助上限(賃上げ特例時)補助率必須の経費
革新的新製品・サービス枠革新的な新製品・新サービスの開発最大2,500万円(3,500万円)/下限100万円中小1/2(2/3)、小規模・再生2/3機械装置・システム構築費
新事業進出枠既存事業と異なる新市場・高付加価値事業への進出最大7,000万円(9,000万円)/下限750万円中小1/2(2/3)機械装置・システム構築費 または 建物費
グローバル枠海外市場開拓に向けた国内の輸出体制強化最大7,000万円(9,000万円)/下限750万円中小2/3機械装置・システム構築費 または 建物費

補助上限は従業員数によって段階的に決まります。上表は各枠の最大値です。

従業員21〜50人の会社の場合の補助上限(賃上げ特例なし)

革新的新製品・サービス枠1,500万円 新事業進出枠4,000万円 グローバル枠4,000万円

現場で起きること:締切直前に間に合わなくなる理由

補助金の支援現場やブログの体験談で繰り返し語られるのは、事業計画そのものより「相手のある書類」と「システム」で詰まるという話です。制度で裏取りできる話ではないため、傾向として記します。

締切直前に詰まりやすい4か所

  1. GビズID:郵送方式を選んでしまい、締切に間に合わない。オンライン申請ならマイナンバーカードで最短即日です。
  2. 見積書:仕様が固まらず業者から見積が出てこない。設備が特注品ほど時間がかかります。
  3. 金融機関による確認書:参考様式として公開されていますが、記入・押印は金融機関の作業です。担当者の不在や決裁で数週間かかることがあります。
  4. 電子申請システム:締切当日はアクセスが集中します。18:00厳守のため、当日に作業を残すのは避けてください。

もう一つ多いのが、採択されたつもりで発注してしまう失敗です。採択発表から交付決定までには交付申請という手続きがあり、そこを通過するまで発注はできません。

相場観と、編集部としての価値判断

この補助金は、支援事業者に相談すると「上限の大きい枠で、大きく出しましょう」と勧められやすい制度です。補助上限が大きいほど支援報酬も大きくなるためで、それ自体は不自然なことではありません。ただし、判断材料として次の点は自分で持っておいてよいと考えます。

堅実に済ませたい人の目安

補助金がなくても回る投資計画に、補助金が乗るなら乗せる、という順序で考える。革新的新製品・サービス枠は下限100万円なので、小さく試すことができます。3〜5年の賃上げ・付加価値の達成要件を自社の実力で満たせるかを先に確認し、無理なら申請しない判断も十分に合理的です。

大きく取りにいく人の目安

新事業進出枠・グローバル枠は補助下限が750万円で、そもそも一定規模以上の投資が前提の設計です。賃上げ特例まで使って上限を引き上げるなら、給与支給総額の年平均+3.5%を数年続ける前提を経営計画に織り込む必要があります。補助金額が大きいほど、未達時の返還リスクも大きくなります。

どちらが正しいという話ではありません。ただ、「補助金が出るから投資する」の順序になっていないかだけは、申請前に一度確認する価値があると考えています。

公募要領は必ず公式でご確認ください

枠の要件・補助上限・必要書類は公募回ごとに変わります。申請前に新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の公式サイト(中小企業基盤整備機構)で最新の公募要領をご確認ください。

よくある質問

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の第1回の締切はいつですか?

第1回の応募締切は令和8年10月30日(金)18:00厳守です。申請受付の開始は令和8年9月30日(水)で、いずれも当初予定から約1か月後ろ倒しになりました。採択発表は令和9年1月(予定)です。

これまでのものづくり補助金・新事業進出補助金とは別の補助金ですか?

はい。公式サイトは、従来の「中小企業新事業進出補助金」および「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」とは異なる補助金であると明記しています。令和8年度から2つを統合した新しい制度として、革新的新製品・サービス枠/新事業進出枠/グローバル枠の3枠で公募されています。

GビズIDはいつまでに取ればいいですか?

申請は電子申請システムでのみ受け付けるため、締切までにGビズIDプライムが使える状態になっている必要があります。マイナンバーカードと対応スマートフォンを使うオンライン申請なら最短即日で審査されます。カードを持っていない場合はカードの取得期間も加わるため、9月の申請受付開始より前に済ませておくのが安全です。

採択されたら、すぐに設備を発注してよいですか?

いけません。公式サイトは、交付決定日より前に補助事業に係る製品の購入や役務の提供に係る契約(発注を含む)等をした経費は補助対象にならないと明記しています。採択発表のあとに交付申請と交付決定という手続きがあり、発注できるのは交付決定の後です。

補助金をもらったあと、何か守る条件はありますか?

あります。補助事業終了後3〜5年の事業計画において、付加価値額の年平均成長率+4.0%以上、1人あたり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上高い水準、の3つをすべて満たす必要があります。目標未達の場合は補助金の一部または全額の返還義務が生じる場合があります。

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出典

本記事の基準日は2026年8月6日です。公募要領は更新されることがあるため、申請時は必ず公式サイトで最新版をご確認ください。本記事は制度の解説であり、採択を保証するものではありません。

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この記事を書いた人

みんなのミカタナビ編集部です。運営者・たくの編集方針のもと、相続・出産・退職・補助金など「知らないと損する手続きとお金」を、公的機関の一次情報と体験談の取材をもとに時系列で整理しています。数値・期限は必ず公式情報で裏取りし、出典を明記します。

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