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住宅省エネ2026キャンペーンのリフォーム補助金【2026年版】窓は最大100万円・給湯器は最大17万円/台|8月26日時点の予算消化率から締切を逆算する

日本の住宅のリビングに新しく取り付けられた内窓(樹脂サッシの二重窓)。住宅省エネ2026キャンペーンのリフォーム補助金の記事アイキャッチ

この記事の結論

  • リフォームで使えるのは4事業。窓は先進的窓リノベ2026事業(1戸100万円まで)、給湯器は給湯省エネ2026事業(エコキュート7万円・ハイブリッド10万円・エネファーム17万円/台)が中心です。
  • 床・壁・天井までまとめて直すならみらいエコ住宅2026事業。平成3年以前に新築された住宅で「開口部+躯体+特定エコ住宅設備」まで行うと上限100万円/戸です。
  • 申請するのはあなたではなく工事施工者。登録済みの「住宅省エネ支援事業者」と契約しないと、工事内容が合っていても1円も出ません。
  • 締切は「遅くとも2026年12月31日」ですが、予算上限に達した時点で即終了。2026年8月26日時点の消化率は給湯省エネ39%・窓リノベ19%・みらいエコ住宅(リフォーム)4%でした。

基準日:2026年8月27日/数値は住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトおよび各事業公式サイトの公表値

この補助金がやっかいなのは、毎年つくり替えられるせいで去年の解説がそのまま使えないことです。2026年版では先進的窓リノベの上限が200万円から100万円へ下がり、新築・リフォームの受け皿だった「子育てグリーン住宅支援事業」は「みらいエコ住宅2026事業」に置き換わりました。この記事は2026年8月27日時点の公式情報だけを使い、「自分の工事はいくら対象になるのか」「いつまでに動けば間に合うのか」を逆算できる形に整理します。

目次

住宅省エネ2026キャンペーンとは|リフォームで使える4つの事業

「住宅省エネ2026キャンペーン」は、国土交通省・環境省・経済産業省の3省が連携して実施する4つの補助事業の総称です。新築とリフォームの両方が対象で、リフォームについては子育て世帯に限らずすべての世帯が対象になります。まずは、自分の工事がどの事業の窓口に入るのかを掴んでください。

事業名(所管) 主な工事 補助上限/戸 予算
みらいエコ住宅2026事業
国土交通省
開口部+躯体の断熱、給湯器・エアコン、子育て対応・防災・バリアフリー改修など 40万〜100万円
新築時期と工事内容で変動
300億円
先進的窓リノベ2026事業
環境省
ガラス交換・内窓設置・外窓交換(ドア交換は窓と同時申請のみ) 住宅:100万円 1,125億円
給湯省エネ2026事業
経済産業省
エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームの設置 戸建:2台まで
共同住宅等:1台まで
570億円
賃貸集合給湯省エネ2026事業
経済産業省
賃貸集合住宅の小型省エネ給湯器への交換(貸家に限る) 1台 35億円

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式「キャンペーンについて【リフォーム】」(2026年8月27日確認)。予算額はリフォーム編に掲載された金額。

ポイントは、4事業は排他ではなく「同じ工事を二重取りできないだけ」という点です。窓は窓リノベ、給湯器は給湯省エネ、床や壁の断熱はみらいエコ住宅——と、部位ごとに一番有利な事業へ振り分けたうえで、合算して受け取ることができます。

いくらもらえるか|給湯器は「基本額+性能加算+撤去加算」の3階建て

金額がいちばん読みやすいのは給湯省エネ2026事業です。機器ごとの定額(基本額)に、性能加算と撤去加算が積み上がります。エネファームには性能加算がなく、エコキュートの撤去は加算対象外である点に注意してください。

給湯省エネ2026事業:1台あたりの補助額(基本額+性能加算)

エコキュート 最大10万円 ハイブリッド給湯機 最大12万円 エネファーム 性能加算なし・1台17万円 基本額 性能加算

出典:給湯省エネ2026事業 公式「事業概要」(2026年8月27日確認)。台数上限は戸建2台・共同住宅等1台。

さらに、対象給湯器の設置に合わせて古い機器を撤去する場合は電気蓄熱暖房機4万円/台(2台まで)、電気温水器2万円/台が上乗せされます。ただしこの撤去加算は予算36億円を目途とする別枠で、達し次第終了する予定と公表されています。オール電化の古い蓄熱暖房機が残っている住宅は、ここが実質的な締切になります。

窓リノベは「製品の性能・大きさ・建て方」で1枚ごとに定額が決まり、その合計が補助額になります。1申請あたりの合計が5万円未満だと申請できないため、窓1枚だけの交換では届かないケースがあります。みらいエコ住宅も同じく最低5万円(他事業と併用する場合は2万円以上)です。

みらいエコ住宅2026事業の上限額|「いつ建った家か」で50万円変わる

みらいエコ住宅2026事業は、対象が平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅に限られます。そのうえで、上限額は「新築時期」と「どこまで断熱するか」の掛け算で決まります。

住宅の新築時期 開口部+躯体+特定エコ住宅設備
(義務基準に相当)
開口部+躯体
(次世代省エネ基準に相当)
〜平成3年(1991年) 100万円/戸 50万円/戸
平成4年〜平成28年 80万円/戸 40万円/戸

出典:みらいエコ住宅2026事業 公式「対象要件の詳細【リフォーム】」(2026年8月27日確認)

この事業には「トリガールーム」という独特の仕組みがあります。外気に面する開口部がある居室を1つ選び、その部屋で定められた組み合わせの工事(要件化工事)を必ず行うこと。それが満たされて初めて、家全体の他のリフォーム(節水トイレ、高断熱浴槽、手すり、宅配ボックス、リフォーム瑕疵保険への加入など)も補助対象として計算されます。なお、トイレ・浴室・洗面室・廊下・納戸・玄関ホール・車庫は居室に該当せず、トリガールームには選べません。

申請の流れとスケジュール|自分では申請できません

4事業すべてに共通する最大の注意点は、工事発注者(あなた)が自分で交付申請を行うことはできないことです。あらかじめ「住宅省エネ支援事業者」として登録を済ませた工事施工者が代理で申請し、交付された補助金を工事代金への充当か現金で還元します。したがって、業者選びの時点で勝負がついています。

補助金を受け取るまでの時系列

  1. STEP1 登録事業者かどうかを確認して契約
    公式サイトの「住宅省エネ支援事業者の検索」で登録の有無を確認。工事請負契約は着工より前に結ぶ必要があります(契約前に着工した工事は対象外)。
  2. STEP2 着工(2025年11月28日以降であること)
    4事業とも、対象になるのは2025年11月28日以降に着手した工事です。着工後は事業者が「交付申請の予約」で予算枠を押さえられます。
  3. STEP3 工事の完了・引渡し
    交付申請は工事完了・引渡し以降。給湯器は工事前・工事後の写真、加算を受ける場合は追加写真が必須なので、着工前に撮影の段取りを確認しておきます。
  4. STEP4 交付申請(予約は遅くとも2026年11月16日/申請は12月31日まで)
    いずれも「予算上限に達した時点で終了」が前提の期限です。日付ではなく消化率で締切が決まると考えてください。
  5. STEP5 交付決定の1〜2か月後に還元
    工事代金への充当か現金還元のいずれか。現金の場合、事業者は補助金の交付から遅くとも2か月以内に還元を完了する必要があります。

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式/給湯省エネ2026事業 公式(2026年8月27日確認)

2026年8月26日時点の予算消化率|急ぐべきは給湯器

公式サイトは毎日午前0時時点の申請額を当日午前中に公表しています。2026年8月26日時点の概算値は次のとおりでした。締切の実質を握るのはこの数字です。

予算に対する補助金申請額の割合(リフォーム・2026年8月26日時点)

給湯省エネ2026事業 39% 賃貸集合給湯省エネ2026事業 35% (内)電気温水器等の撤去加算 20% 先進的窓リノベ2026事業 19% みらいエコ住宅2026事業(リフォーム) 4% 0%100%(受付終了) ※撤去加算は予算36億円を目途とする別枠。達し次第終了予定。

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式トップ「予算に対する補助金申請額の割合(概算値)」2026年8月26日時点

新築側では、みらいエコ住宅2026事業の第1期(GX志向型住宅200億円・長期優良住宅/ZEH水準住宅400億円)がすでに受付を終了しています。第2期もGX志向型住宅は51%まで進んでおり、「12月31日まで大丈夫」という前提で動くと足元をすくわれます。

パターン別の分岐|あなたの工事はどの事業へ振り分けるか

A|窓だけを直したい

先進的窓リノベ2026事業へ。内窓設置・外窓交換・ガラス交換のいずれかが必須で、ドア交換だけの申請は不可です。合計5万円未満は申請できないため、リビングの掃き出し窓など大きい開口部から手を付けると届きやすくなります。

B|給湯器の寿命が来ている

給湯省エネ2026事業へ。要件となる最低補助額がなく、単独工事でも申請できる唯一の事業です。ただし施主支給・材工分離は対象外。古い電気温水器や蓄熱暖房機があるなら撤去加算まで一緒に申請します。

C|まとめて断熱リフォーム

みらいエコ住宅2026事業を軸に。平成28年以前の住宅であることを登記事項証明書で確認し、トリガールームを1部屋決めます。窓は窓リノベ側で申請したほうが有利になることが多く、事業者と振り分けを相談してください。

損しないための4つのポイント

  1. 契約前に「登録事業者ですか」と必ず聞く。未登録の業者と契約してしまうと、工事内容が要件を満たしていても申請そのものができません。公式サイトの事業者検索で裏を取ります。
  2. 施主支給はしない。自分で給湯器やサッシを買って取り付けだけ頼む形(材工分離)は、給湯省エネもみらいエコ住宅も明確に対象外です。ネット通販のほうが安く見えても、補助額を差し引くと逆転します。
  3. 工事前の写真を撮り忘れない。給湯省エネは工事前・工事後の写真が交付申請の必須書類です。撤去加算・性能加算はさらに追加写真が要ります。着工日の朝に業者へ確認しておくのが確実です。
  4. 自治体の制度と重ねられるか確認する。地方公共団体の補助制度は、国費が充当されているものを除いて併用可能です。国費の有無は自治体に問い合わせないと分かりません。

イレギュラー・現場でつまずきやすいところ

制度そのものより、運用の細部でつまずく例が目立ちます。公式サイトの記載から、影響が大きいものを挙げます。

  • 「平成29年以降に建った家だから対象外」とは限らない。みらいエコ住宅2026事業は原則として平成28年以前の住宅が対象ですが、平成29年以降の住宅でも平成11年基準を満たさないことを証明できれば対象になり得ます。築浅でも断熱性能が低い家は、あきらめる前に事業者へ確認してください。
  • マンションの上下階に接する床・天井は「断熱済み」とみなせる。トリガールームの天井が上階、床が下階の住戸に接している場合、その部位の躯体断熱は行われたものとみなせます。集合住宅で要件化工事が組めないと言われたら、この扱いを確認する価値があります。
  • 窓リノベの予算が尽きたあとは、窓もみらいエコ住宅の対象になる。公式に明記された扱いで、窓リノベの要件を満たす開口部は原則として窓リノベ側で申請しますが、予算上限到達後はみらいエコ住宅2026事業が受け皿になります。締切間際は事業者と申請先を再確認してください。
  • 指名停止措置を受けた事業者と契約すると対象外になることがある。給湯省エネ2026事業では、経済産業省が2025年12月2日付で行った指名停止等に伴う措置が公表されています。相見積もりの候補に入っていないか確認しておくと安全です。
  • 補助を受けた設備は勝手に処分できない。みらいエコ住宅2026事業には財産処分の制限期間があり、期間中の譲渡・取り壊しには承認が必要です(住宅としての売却・賃貸や災害による滅失は除く)。

相場観と編集部の判断|「補助金があるから」で工事を決めない

窓リノベの上限が200万円から100万円へ半減したことで、2025年までの感覚で計画を立てると資金計画がずれます。一方で給湯省エネはエコキュート7万円・ハイブリッド10万円・エネファーム17万円という基本額が維持され、性能加算と撤去加算を含めれば1台あたり最大12万円(エネファームは17万円)まで届きます。金額の絶対値では窓、費用対効果の確実さでは給湯器、というのが2026年版の構図です。

編集部の判断としては、次の順序をおすすめします。第一に壊れかけている設備の更新を前倒しすること。給湯器の寿命が近いなら、補助金がある年に交換するのは合理的です。第二にすでに不快さを感じている場所の断熱。結露する窓、冬に足元が冷える部屋は、補助の有無にかかわらず改善する価値があります。逆に、不便を感じていない箇所を「補助が出るから」という理由だけで工事するのは、補助額を差し引いても自己負担が残る以上おすすめしません。工事費のほうが常に補助額より大きいためです。

なお、光熱費そのものの見直しを先にしたい方は、固定費見直しのガイドもあわせてご覧ください。設備投資をしなくても下げられる支出が残っていることは珍しくありません。

よくある質問

賃貸に住んでいますが、自分で申請できますか?

みらいエコ住宅2026事業では、住宅の所有者だけでなく賃借人も「住宅の所有者等」に含まれます。ただし交付申請を行うのは登録事業者であり、実際には工事の可否について貸主の承諾が前提になります。賃貸集合給湯省エネ2026事業のほうは、工事発注者かつ住宅所有者であることが条件なので、入居者は対象になりません。

4つの事業を併用できますか?

できます。異なる部位・設備であれば、複数の事業から補助を受けて合算できます。ただし同一の工事について国の複数制度から重複して受けることはできません。また、他の構成事業で交付決定を受けている場合、みらいエコ住宅2026事業の1申請あたりの補助額下限は5万円から2万円に緩和されます。

補助金はいつ、どうやって受け取れますか?

交付決定の1〜2か月後に、登録事業者へ交付されます。あなたが受け取るのは事業者経由で、工事代金への充当か現金還元のいずれか。どちらにするかは契約時に事業者と合意しておく必要があります。現金還元の場合、事業者は交付から遅くとも2か月以内に還元を完了しなければなりません。

2026年12月31日まで待っても間に合いますか?

おすすめしません。4事業とも「予算上限に達した時点で受付終了」と明記されており、日付はあくまで最長の期限です。新築側では第1期がすでに終了しています。公式サイトが毎日更新している消化率を確認し、消化が進んでいる事業から先に押さえるのが安全です。

太陽光パネルや蓄電池も対象になりますか?

太陽光発電設備の設置工事は、みらいエコ住宅2026事業では補助対象として認められないと明記されています。一方、蓄電池は「エコ住宅設備の設置」の対象工事に含まれます。エネファーム(家庭用燃料電池)はみらいエコ住宅では対象外ですが、給湯省エネ2026事業では17万円/台の対象です。事業ごとに扱いが違う点に注意してください。

出典(すべて2026年8月27日確認)

  • 住宅省エネ2026キャンペーン 公式サイト(国土交通省・環境省・経済産業省)
  • みらいエコ住宅2026事業 公式サイト「対象要件の詳細【リフォーム】」(国土交通省)
  • 先進的窓リノベ2026事業 公式サイト「事業概要」(環境省)
  • 給湯省エネ2026事業 公式サイト「事業概要」(経済産業省)

補助額・要件・受付状況は変更されることがあります。申請にあたっては必ず各事業の公式サイトと施工事業者にご確認ください。本記事は制度の一般的な解説であり、個別の工事が補助対象になることを保証するものではありません。

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この記事を書いた人

みんなのミカタナビ編集部です。運営者・たくの編集方針のもと、相続・出産・退職・補助金など「知らないと損する手続きとお金」を、公的機関の一次情報と体験談の取材をもとに時系列で整理しています。数値・期限は必ず公式情報で裏取りし、出典を明記します。

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