ネットショップ・ECサイトの開設に使える補助金は、目的で使い分けます。サイトの制作費は小規模事業者持続化補助金の「ウェブサイト関連費」、受発注・在庫管理などのシステムはデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)が基本です。ECサイトの「デザイン・制作」そのものはデジタル化・AI導入補助金の対象外である点に注意しましょう。
この記事のポイント
- ✓ ECサイトの制作費は持続化補助金のウェブサイト関連費(補助率2/3・交付申請額の1/4上限・単独申請不可)
- ✓ 受発注・在庫管理システムはデジタル化・AI導入補助金。インボイス枠は受発注機能を持つクラウドソフトが対象
- ✓ ECの「デザイン・制作」そのものはデジタル化・AI導入補助金の対象外
- ✓ AIによる接客・分析や在庫・受注管理などDXを伴うツールは採択されやすい
本記事は2026年7月21日時点の公募要領・公式情報に基づきます。最新の締切・要件は補助金・助成金 完全ガイドや、中小企業庁・jGrants(Jグランツ)など公式サイトで必ずご確認ください。
ネットショップ・EC開設に使える主な補助金
| 制度 | 主な用途 | 補助率・上限 | EC制作の可否 |
|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | ECサイトの制作・更新(ウェブサイト関連費) | 2/3・通常枠50万円(特別枠最大200万円/インボイス特例+50万円) | ○(1/4上限・単独申請不可) |
| デジタル化・AI導入補助金 (旧IT導入補助金) | 受発注・在庫管理・AI接客などのシステム導入 | 枠により異なる | △ 制作費は対象外。登録ITツール(受発注等)が対象 |
制作費の詳しい扱いはホームページ制作に使える補助金、システム側はデジタル化・AI導入補助金の使い方(公募スケジュール)もあわせてご覧ください。
持続化補助金の枠別・補助上限額
ECサイト制作費に使う持続化補助金は、申請する枠によって補助上限額が変わります。
EC開設で補助金を使う申請の流れ
申請前に知っておきたい注意点
⚠ EC×補助金の3つの注意点
- 制作費とシステム費で使う制度が違う。サイト制作は持続化補助金、受発注・在庫システムはデジタル化・AI導入補助金が基本です。
- ECの「デザイン・制作」はデジタル化・AI導入補助金の対象外。登録されたITツール(受発注機能等)が対象です。
- 持続化補助金のウェブ費は交付申請額の1/4が上限・単独申請不可。他の販路開拓経費と組み合わせが必要です。
いずれも補助金は後払い。交付決定前の発注は対象外です。
よくある質問
ネットショップの制作費は補助金で全額まかなえますか?
いいえ。持続化補助金の補助率は2/3で、ウェブサイト関連費は交付申請額の1/4が上限、かつ単独申請はできません。他の販路開拓経費と組み合わせて申請する必要があります。
デジタル化・AI導入補助金でECサイトは作れますか?
ECサイトの「デザイン・制作」そのものは原則対象外です。ただし、受発注・在庫管理・AI接客などの登録ITツールの導入は対象となり、EC運営のバックヤード自動化に活用できます。
ECの制作費とシステム費で、別々の補助金を併用できますか?
経費が重複しなければ、制作費は持続化補助金、受発注などのシステムはデジタル化・AI導入補助金、という使い分けが可能な場合があります。詳細は各事務局・公式サイトで確認してください。
